異国迷路のクロワーゼ The Animation



アニメタイトル 異国迷路のクロワーゼ The Animation

湯音:東山奈央
アリス:悠木碧
クロード:近藤隆
カミーユ:矢作紗友里
オスカ:田中秀幸
汐音:能登麻美子
アンヌ:中島愛

オススメ度 ★★★★☆

ARIA に並ぶ名作になる作品だと思います。
最近は動きのあるアニメーションが多いように感じますが
これらの作品は対照的で動きのほとんどない「静」のアニメであると思います。


なので「アニメの醍醐味は動くことだ!」という人には
あまりオススメできないアニメです。


しかし私は名作だと思います。
それにこういう作品が好きな人は多くいると思います。


安心してゆったりとした時間を感じさせられるということ。
思いやり、ほっと火が灯るような温かさ、優しさを感じられるアニメです。


個人的には「日本らしさ」「日本人らしさ」を喚起させてくれるところが
クロワーゼのすごいところだと思います。
日本人と外国人の違いとか、文化の比較を題材にしたアニメって
それほどないんですよね。
私が知る限りはクロワーゼぐらいしか思いつきません。


また、外国の空気にも触れられたような気分になります。
クロワーゼでは「近代フランスの工芸街」に焦点を当てていますが
フランスについてさほど詳しくない私でも
「ああ、フランスってこういうとこなんだ」
「なんかいいかも…」
と感じさせてくれるような世界をアニメが作ってくれています。


その中で「日本人の着物の女の子」がよりいっそう目立ち、
日本とは何か? 自分とは何か?
文化的面から、さらに深くさまざまなものを感じさせてくれました。


土下座
主人公「湯音」は1話から失敗をして土下座をしてしまいます。
某動画サイトに「土下座アニメ」などとタグを貼られているようで
結構な頻度で土下座をしているような気がします。


日本人は簡単に人に頭を下げるものだ。
ある意味日本人らしいな。
謝れば許されることばかりではないだろうに。


そういう悲観的な見方をされている方が多い気がするのですが
私は「人に頭を下げる」とはどういうことなのかを考えさせられました。


土下座というものが、礼儀作法の一環であるととらえれば
それは違和感を感じざるを得ません。


極端な話、相手から顔が見えないので笑っていてもわからないですし
手をついて謝ったところで、心の在りどころが全く見えません。


土下座がなぜあのような形になったのかはわかりませんが
心の在り方を深く追求してきた日本だからこそ
相手に申し訳ないという気持ちが先走り
今のような形が定着したのかもしれません。



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