マギ 中間評価 ★★★★☆
俺みたいなオッサンが見るアニメじゃないなぁ……。と思いつつ見ています。
大人が見ても楽しめると思うけど、やっぱり子供向きのアニメだなと思いますよ。
満点じゃないのは子供向きだけど、描写が子供向きじゃない部分があるからです。
冒険ものというと夢や憧れを抱かせるストーリーです!
私もそういった妄想や夢物語はこの年になっても大好きです。
魅力的な主人公が大冒険するお話は魅力的ですね。
構成もセリフもよく出来てて面白いなと思いました。
心にぐっとくるようなシーンもありました。
人によっては、安いなと思ったかも知れませんが
アラジンがアリババを認めた場面というのは、素敵だなと感動しましたよ。
世界観や雰囲気の作り方も「中東」「極東」など
舞台の細部までしっかりできているのではないかと思います。
主人公アリババをかっこ良く描いている点については申し分の無いぐらい。
どこか控えめな部分を持ちながらも、要所での行動力があり
内面をアラジンに語らせることでなかなか魅力的なキャラになっています。
わからない謎の部分を残しているのも、ベタだけど上手くキャラを描いていく点の一つになっているかと。
ベタボメしたいぐらいよくできたアニメですが
どうせなら敵をもっと魅力的にできなかったものかと残念に思います。
どうしようもないクズではなく、何か信念を持たせて欲しかった。
あれではあまりにも哀れで弁護のしようがないではないですか。
倒すべき敵というのは、理と葛藤を与えたほうがよいものになったと思います。
主人公や、周り以外の人間以外を徹底的に貶めて、それを叩くというのは好きではないです。
あとは無抵抗な人間(奴隷)に刃を突き刺すというのは子供に見てほしくないと思います。
いじめを助長するとはいいませんが、
この時間帯(日曜5時)にやるアニメであれば理不尽な暴力、振る舞いに関してはもう少し気を使って欲しいです。
刃を突き立てるという行為を平凡に描きすぎていることもどうかと思いました。
どうせやるなら、カイジぐらい痛みを表現しなくては……。
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カテゴリー:2012年 秋アニメ 中間評価