人類は衰退しました 最終回 感想 いいSFだった!



 

人類は衰退しました最終回の感想です。



前回の続きで野ばら会に所属した私ちゃんのお話でした。

前半部はなんだこれ、最終回っぽくねえと思いながら見てましたが、

後半部にいっぺんに詰め込んでくるとは……。

 

ぶっちゃけこのアニメ、私1回見ただけでは理解しきれませんでした。

SFものってあんまり見ませんし、作中に出てくるような小説も全くわかりません。

 

それでも、いいなと思えるのは、人間の暗黒面が垣間見れて、

皮肉を混ぜた私ちゃんの語りクチがとても洗練されてていやみったらしいこと。

それでいてどこか人間らしくもあり、なけなしの後付けのような優しさがあるところが魅力的です。

 



ちょっとだけ行き過ぎた男の子の友情を楽しむYさん。

その秘密を知ってしまった私ちゃんの嬲り方が素敵でした。

中原さんの白々しい喋り口がまた小憎たらしい。

ここうまかったですね。いい笑顔で笑いますよね。

 



このグルグル回るところも斬新な演出でした。

Yの屈辱的な心理を巧妙に表現してて、ニヤニヤしてしまう。

上からスポットを当てるなんて発想出てこないでしょうよ。

原作ではどうかかれてるのかな?

「爽快ですよね~~」という煽り方もよかったなぁ。

 



Yをグルグル回すカメラアングル、よかったです。

こんな演出初めてみたわ。

 



この中途半端なモザイクにセンスを感じました。

普通に読めますわな。

にしても、のほほんとしたお茶会メンバーで

こんな日記付けてたり、人にいえないことをしてるって

いかにもありそうです ガクブル(;´Д`)

 



いいリアクションだったので……。

魔女の様子を見た時の反応。

知らなくてもいいことって、いっぱいありますわな。



これはいろんな意味でアウトだった!

某ヤンデレの妹のCDまんまやん!

シリアスなのか、病んでるのか、いじらしいのか、百合なのか

もうめちゃくちゃでした。

 

「子どもは純粋で健全なんてことはないんだよ」

というYの言葉がすごく説得力をもたせられていいですね。

やりすぎだよ――。

 

人との卒業イベントでの話の作り方があっさりしてたような気もするんですが

尾を引かないぐらいに別れを惜しむぐらいのやりとりが

(といってもほとんど私ちゃんが独白してるだけですが)

またこの作品の持ち味ですね。

 

妖精のお茶会に関する記憶の回想と夢へのもっていき方がすごいなと。

すべてを曖昧にして終わりやがって!と腹立たしい気持ちもありました。

 

この作品の妖精さんの概念がすべて曖昧でしたが、

人類が衰退すてしまった要因が「消費」云々と1話で語られていましたね。

 

モノには「神」が宿るといわれている日本特有の考えを表しているのかな?

ずっと、ずっといっしょにいたロボットに対して「魂は元に戻らないですから」と

妖精さんが言っていました。

 

人が同じ時を過ごしてきた思い出は、人だけが共有するものではない。

 

子どもの頃遊んだブランコや、懐かしいおもちゃだったり、

指にタコが出来るほど馴染んだ万年筆やら、様々なものがあってこそのものだ。

そんなメッセージを感じました。

 

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